2020.08.28
「対策検討員会 第1回オープンセミナー」が令和2年8月28日(金)、びわ湖大津プリンスホテルで開催され、
会場に44名が参加、WEBにて63名が視聴した。
危機対策委員会 山中隆太郎委員長の開会挨拶では、滋賀経済同友会が7年前に作成した「滋賀経済同友会BCPモデル」の
改訂について説明。
そして今般の新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の世界的流行(パンデミック)に対応するために、
本年度から危機対策委員会を立ち上げ、地震や風水害といった従来の防災に加えて感染下での事業継続という視点から、
同BCPモデルの感染症特有の対応が必要な部分だけを抜き出したBCPの別バージョンである「滋賀経済同友会中小企業BCP
パンデミック版」を策定した経緯について説明があった。
続いて株式会社 南気象予報士事務所 代表取締役 南利幸氏(気象予報士・技術士(応用理学)・防災士・京都府立大学
非常勤講師)より、「変わりつつある滋賀の気象 ~多発する気象災害を知る~」と題して、広範囲の天気図の見方や
気象に対することわざから読み解く気象の知恵、滋賀県における気象の変化など、経営者にとって必要な気象の知識に
ついてご講演いただいた。
次に7年前に発表した「滋賀経済同友会BCPモデル」の改訂ならびに「パンデミック版」について、当初よりサポート
いただいているひらきプランニング株式会社 代表取締役 平野喜久氏(中小企業診断士・上席リスクコンサルタント)より、
内容を詳細ご報告いただき、参加者と熱心な質疑応答が交わされた。
山本代表幹事の閉会挨拶では、本日の講演に関連して今年度の活動テーマである気候危機に対する取組みについて触れたのち、
災害と感染症をまとめてしっかり受け止めるため滋賀県のリーダーが率先してBCPを活用することが重要と締めくくられた。