2022.08.23
令和４年８月２２日（月）、琵琶湖ホテルにて滋賀経済同友会 夏季セミナー ２０２２が開催され、会場で115名、ZOOMで30名が参加した。
講師に滋賀県出身のSHE株式会社 代表取締役/CEO 福田 恵里 氏、同じく滋賀県出身の奥伊吹観光株式会社 代表取締役 草野 丈太 氏、コーディネーターに滋賀経済NOW(びわ湖放送)のコメンテーター 荻窪公認会計士事務所 所長 荻窪 輝明 氏をお招きし「今を生きる未来志向の企業経営～これからの滋賀を考える～」をテーマに各講師より講演が行われたのち、参加者を交えて活発なディスカッションが行われた。
西藤代表幹事の開会挨拶及び夏季セミナー開催主旨説明では、
初めての試みとなる滋賀経済同友会夏季セミナー2022を開催する。本セミナーのテーマは「今を生きる未来志向の企業経営～これからの滋賀を考える～」とし、滋賀県出身の若手経営者と“これからの企業経営、一歩先の経営”について熱く議論をすることを目的とした。
今年度の滋賀経済同友会は「サステナビリティを成長の柱とし、『滋賀の明るい未来』を創るために尽力する」ことをパーパス（存在意義）とし、BEYOND2030～未来対応力の向上とサステナブル社会の実現を目指して～をテーマに活動している。
特に環境（E）と経済（E）のバランスの取れた成長こそサステナビリティ（S） に繋がるという信念のもと“滋賀EESモデル”実践に向けての議論と、目指すべき未来社会を実現していくためのトランジション戦略が必要であると考え、第１回夏季セミナーの講師として一歩先の経営を実践されている二人の若き企業経営者の福田様と草野様にお越しいただいた。
フリーディスカッションではコーディネーターとして荻窪氏にも加わっていただき、皆さんと一緒に“本気で本音でそして楽しくフランク”に議論していきたいと考えている。
本セミナーでは、皆様が積極的に議論に参加していただくことを大いに期待している。と述べられた。
全プログラム終了の後、福田氏、草野氏より会員に向けてコメントがあった。
福田氏のコメント
「大阪や東京、海外を経験し、滋賀は本当に素敵な場所だと感じています。その魅力的な資源を活かして、どのようにしたら滋賀を“イノベーションの集積地”や“令和の近江商人の町”にしていけるのかということに関わっていきたいと思います。
滋賀で生まれ育って滋賀でビジネスをしている方と、滋賀で生まれ育って良さを分かりつつ他の場所で様々な経験を積んで滋賀を客観的に見られる方と一緒に、お互いの視点を融合しながら滋賀を中と外の両方から盛り上げていければ素敵だなと思います」
草野氏のコメント
「これからの時代、企業や学校が、地域に残ることを子供たちに強制するのではなく、子どもたち自らが『この地域に残りたい』と思えるような施策をみんなで考える必要があります。
次世代を担う子どもたちに選択肢を残していくことが私たち今の世代の役割だと思います。そして選択肢を残すとは、地域と会社を残すことです。子どもたちに選択肢を与えられるように今後も取り組んでいきたいと思います」
櫻田代表幹事の閉会挨拶では、
福田様のご講演では、滋賀は全てに丁度良い所であるが、保守的で現状維持思考が強い地域であると再認識できた。そしてイノベーション創出や令和の近江商人プランニングプロジェクトという示唆に富んだお話をいただいた。
草野様のご講演では、斬新な改革や積極的な未来への投資のお話が大変参考になった。また地域共生型のまちおこしや環境問題にも熱心に取り組まれており、地域と環境の両立を考えた取り組みに共感を覚えた。
お二人とも立場や環境は違うが、果敢にチャレンジしイノベーションを創出しているという点で共通している。
本日は、お二人から良い刺激をいただきながら有意義な時間が過ごせたと考えている。
この夏季セミナーは今回が初めての試みであったが、来年度以降もぜひ続けていきたい。と述べられ夏季セミナーは閉会した。
