2024.12.17
12月12日(木)、びわ湖大津プリンスホテルにて、会場に126名の参加者とWEBで16名が参加し、忘年懇談例会が開催された。
村井代表幹事の開会挨拶では、「現在、世界は経済、環境、そして国際安全保障について多くの課題に直面しております。また、地域紛争や地政学的リスクの増大も無視できない状況にあります。一方、日本に目を向けますと、少子高齢化や労働力不足といった構造的課題が浮き彫りになっています。経済回復の足取りが問われる中、DX(デジタルトランスフォーメーション)やグルーン成長戦略が新たな成長の鍵として注目されていますが、私たち企業経営者としましては、10年後、20年後、将来に向けての成長戦略を描き、それぞれの企業の経営基盤の強化につなげることで、結果として滋賀県をより持続可能な地域へと発展させていくことを目指して参りたいと存じます。
本日の講演は、日本で第一号の女性落語家として、女性活躍の草分け的存在としての奮闘ぶりを明るくお話しいただきます。この滋賀の地でも、より一層女性の活躍が期待されるところであります」と述べられた。
その後、日本で第一号の女流落語家 露の都 氏より「夢に向かって、落語に生きる」と題して講演が行われた。
■講演:夢に向かって、落語に生きる
日本で第一号の女流落語家 露の都 氏
講演では、男社会といわれる落語界で、女流第一号の落語家として奮闘してきた自身の歩みについて話された。「やると決めたら何事にも挑戦する」という負けず嫌いな性格を武器に、ロールモデルがいない状況でも「自分はこうしたい」「こうなりたい」という強い意志を持ち続け、道を切り開いてきたこと。また、結婚・離婚・再婚、6人の子育てなど、多彩な人生経験を明るく前向きに生き抜いてきたエピソードなどを、ユーモアを交えながら紹介。何事にも逃げずに正面から取り組み、女流落語家の先駆者として夢を追い続ける姿で熱く語られた。
一圓代表幹事による閉会挨拶では、
「これからも、地域の価値をどう創造し、どのように地域課題に挑み続けることができるのか、一人ひとりが考え、行動を起こしていくことが重要です。そのためにも、研究会・部会活動といった“学びの場”をぜひ積極的に活用し、皆さまの知見を広げ、新しい挑戦のきっかけをつかんでいただきたい」
と述べられ、忘年懇談例会が終了した。