事業計画

2019年度(令和元年度) 事業報告

2019年度(令和元年度)の滋賀経済同友会は、「『創造的挑戦 滋賀』~SDGsで進める新たな循環型社会~」をメインテーマにリスクをチャンスに変える「創造的挑戦」で、世界共通の理想を示すSDGsをビジネスにつなぎ、滋賀の明るい未来をデザインすることを目指し、2つの研究会と2つの部会を設けて活動を行ってきた。これまで取り組んできた地域課題解決への提言を実践すると同時に、「SDGs」を念頭に置き、研究会と部会にて議論・研究した内容を去る3月25日開催の「知事を交えての提言発表会」において発表した。
地球温暖化による気候変動など世界的な危機への対応が求められる今、持続可能な県土づくりへ向けて“オール滋賀”として全力を尽くす決意を表明するとともに、官民が連携してサーキュラーエコノミーに取り組むための方向性等、滋賀を将来にわたって持続可能な社会にしていくための知恵を盛り込むことができた。
 本年度の各研究会・部会活動については、全国から専門家や研究者の方々を招聘するだけではなく、地域の学生とも連携して議論・研究を重ねてきた。その集大成として、会員の皆さまの真摯な議論を提言として報告できたことは、大きな成果であり、改めて取りまとめいただいた座長・部会長をはじめとした会員の皆さまに感謝を申し上げたい。
滋賀経済同友会は2030年の滋賀の「ありたい姿」を念頭に、社会的課題を解決するために自社の強みを活かし、新機軸のビジネスモデルを構築する新たな経営戦略「SHIGA戦略的CSR経営モデル2030」を掲げており、滋賀の持続可能な発展に貢献できる活動を続けることができた。会員の皆様をはじめ、全ての関係者の皆様に重ねて感謝申し上げる。
以下、今年度の事業内容を報告する。

■会員数

 今年度は期初405名でスタートしたが、新入会11名、退会14名で期末は402名となった。目標としていた400名以上での安定的な会運営をすることができた。

■例会及び研究会・部会への参加人数

(1) 今年度も例会は、通常総会から新春懇談例会まで計5回開催した。知事を交えての春季懇談

   例会は規模を縮小して知事を交えての提言発表会として、会員の皆様には発表内容をビデオ

   録画して送付した。

   1回当たりの参加者平均は144名となり、多くの参加を得た。また、彦根地域で初の例会を

   開催することができた。

(2) 各研究会・部会への参加人数については、会員の参加意識の高まりから、延べ605名の

   参加となった。各年度により研究会の設置数や開催頻度が異なるため単純比較はできないが、

   1回平均43名と多くの参加を得た。参加者のうち、革新者創造部会では今年度も80名の

   学生が参加、平成29年度からの学生参加人数は通算で250名にまで上り、未来を担う

   世代との相互人材育成にも取り組むことができた。

■主な活動内容

(1)提言のとりまとめ

   先述の通り、各研究会・部会において議論・研究した内容を提言集としてとりまとめ、会員に

   発表すると共に、地域の各セクターの皆様にも我々の問題意識を共有してもらいたいとの狙い

   から、県庁記者クラブにおいてプレス発表も行った。また、政界・行政・大学等の主要関係先

   にも提言を送付し、HPにも掲載した。

(2)スウェーデン・デンマーク・オーストリアへの視察ミッション

   令和元年8月31日から9月8日にストックホルム・コペンハーゲン・ウィーンにおいて26名の

   参加にてSDGs先進都市の視察を行った。ストックホルムでは持続可能な街づくり、コペン

   ハーゲンでは、SDGs推進への取組み、人中心の街づくりや在デンマーク日本国大使公邸へ

   も訪問、ウィーンのSDGs推進への取組みを視察。各地でSDGsや経済・社会的問題に

   ついて意見交換する等、本年度研究会・部会に関連するポイントを視察し、改めて今後の

   滋賀県経済のあり方の参考になった。

(3)滋賀エコ・エコノミー推進事業

   滋賀エコ・エコノミー推進事業に参画し活動を支援した。

(4)「滋賀SDGs×イノベーションハブ」支援事業

   支援部会を立ち上げての部会開催の他、「しがハブ」主催のセミナー・ワークショップに

   おいて会員の参加を呼び掛ける等、「しがハブ」の周知・活用について支援した。

(5)地域懇談会・交流会

   「近江八幡」「湖南」「甲賀」「湖東・東近江」「大津・湖西」「彦根」の全6地域で

   懇談会を開催した。

   また、「関西地域6経済同友会代表者懇談会」「高島経済会」等の交流会へも参加し、

   何れも問題の共有化・情報交換・会員相互の連携に大きな成果があった。延べ参加人数は

   237名となった。

   滋賀県で初めて、「全国経済同友会代表幹事円卓会議」を開催した。

■まとめ
   世界は今、重要な変革期を迎えています。私たち企業経営者は、迫りくる事業環境の変化に

   対して自ら課題を設定し、自らその課題を解決していかねば

   なりません。過去の延長線上に未来はなく、今まさに、「創造的挑戦」が求められています。

   先の見通せない時代ではありますが、このような時代だからこそ“理想とする未来の姿”を

   思い描き、現実とのギャップをイノベーションによって埋めていくバックキャスティングの

   考え方が重要です。

   そのために「SDGs」をツールとして活用することで、グローバルな社会的課題を地域

   (ローカル)の視点から捉え、また地域の課題を世界の視点から捉える

   「グローカル」の発想から、より現実的な未来デザインが可能になると考えます。

   今年度の研究会・部会活動においては、これまでの提言の実現を図るとともに、次年度へ

   つなげるための議論・研究も重ねてきました。

   滋賀経済同友会では、次年度においても継続して提言の実現に向けて全力で取り組むと

   同時に、分野横断的な連携を支える役割を果たしていく所存です。

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