2024年度(令和6年度) 事業報告
滋賀経済同友会は、2024年度(令和6年度)の活動テーマとして「グリーン成長社会『滋賀』の実現 ~滋賀のポテンシャルを活かし、サステナブルなグリーン経済発展を目指す~」を掲げ、多様な世代にとって魅力ある持続可能な経済・社会を目指し、事業活動を展開してきました。
滋賀には、「琵琶湖をはじめとする自然環境」「環境意識の高い人材」「歴史・文化等の地域特性」といった多くの資本があり、それぞれが高いポテンシャルを有しています。これらを活かし、未来への投資目線を持ちながら、その価値をさらに高める活動を実践することが求められています。今年度は、対話や研究を重視し、グリーン成長社会の実現に向け、具体的な活動を進めた一年となりました。
具体的には、次世代にとって魅力ある持続可能な経済・社会を目指し、中小企業が主体となる地域性の高い取り組みで「稼げる仕組み」づくりを創造するため、「人材」「環境」「地域経済・社会」の3つを柱に据え、2つの研究会と2つの部会を立ち上げました。これにより、グリーンで持続可能かつWell-Beingが実感できる社会の実現に向け、滋賀の持続可能な発展を目指して活動を続けてきました。
世界では、長引く紛争や主要国での政権交代により国際社会が複雑化・多極化し、気候変動をはじめとする地球規模の課題に直面しています。一方、日本では、コロナ禍を乗り越え正常化が進む一方で、少子高齢化による人口減少が滋賀の経済活動に大きな影響を及ぼすと考えられます。このような状況は、まさに時代の転換点であるといえます。こうした厳しい環境の中、気候変動対策やカーボンニュートラル、リジェネレーションといった取り組みをさらに加速させる必要があります。
今年度の研究会・部会活動では、これまでの提言の実現を図るとともに、次年度への展望についても議論・研究を重ねてきました。変化に対応する柔軟性、変化を受け入れる寛容さ、そして常に学び続ける姿勢を大切にしながら、滋賀の持続可能な発展に貢献していきます。
会員の皆さま、そして関係者の方々に感謝を申し上げるとともに、今後とも滋賀の未来のために引き続きご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以下、今年度の事業内容を報告いたします。
■ 主要な活動報告
1.総会・例会等の開催
・5月の通常総会では、京都大学名誉教授・第24代総長の尾池和夫氏が講演。
・夏季懇談例会では、京都先端科学大学教授・一橋大学ビジネススクール客員教授の名和高司氏が講演。
・秋季懇談例会では、サラヤ株式会社社長の更家悠介氏が講演。
・忘年懇談例会では、日本で第一号の女流落語家である露の都氏が講演。
・新春懇談例会では、日本銀行京都支店長の上原博人氏が講演。
・知事を交えての春季懇談例会では、令和6年度の活動総括および「提言・提案」を発表。
・夏季セミナーでは、第2回「滋賀版未来選択会議」オープンフォーラムとして開催し、「『いのち』が輝く新しい
時代へ」をテーマに世代や立場を超えた議論を実施。
2.研究会・部会の設置と提言発表
・「未来の近江商人プロジェクト」研究会では、地域企業とスタートアップ企業の連携による「地域価値創造チャ
レンジ」に向けた提言を発表。
・「地域循環成長」研究会では、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・ネーチャーポジティブの
好循環による企業価値・地域価値の向上を目指し、中間報告をまとめた。
・「滋賀未来人財」部会では、産官学連携による「GX未来型人財育成プラットフォーム」創設を提案。
・「MLGsと私たち」部会では、「水」をテーマに地域活性化と持続可能な社会の実現を目指し、活動を展開。
3.会員数の変動
・期初会員数: 383名
・新規入会数: 10名
・退 会 数: 19名
・期末会員数: 374名(目標の400名を下回る結果となった)
4.参加者の動向
・例会: 計6回開催、延べ842名が参加(うちWEB参加97名)。1回、平均参加者144名(うちWEB参加19名)。
・研究会・部会: 延べ688名が参加(うちWEB参加226名)。
5.活動の広がりと展望
・各研究会・部会での議論を「提言・提案集」としてとりまとめ、地域の関係者とも共有。
・県庁記者クラブでのプレス発表、政界・行政・大学等の主要関係者へ「提言・提案集」を送付、HPへの掲載を
実施。
・「正副代表幹事・イニシアティブ会議」では、創立70周年を展望し、今後の滋賀経済同友会の活動方針について
議論。
6.視察・交流会の実施
・海外視察研修(9月8日~9月16日): ノルウェー(オスロ・ベルゲン)、フィンランド(ヘルシンキ・ラハティ)、
エストニア(タリン)、フランス(パリ)にて、グリーン成長先進都市を視察。
・地域懇談会: 「彦根」「中部」「湖南」「甲賀」「大津・湖西」の5地域で開催。
・交流会・広域交流会: 「6経済同友会代表者懇談会」「3経済同友会(和歌山・奈良・滋賀)情報交換会」
「全国経済同友会セミナー」「西日本経済同友会会員合同懇談会」などに参加。